エプスタイン-バーウイルス血清学的検査に基づくスクリーニングプログラムが上咽頭癌死亡率に及ぼす影響:クラスター無作為化対照試験。

原題
Impact of an Epstein-Barr Virus Serology-Based Screening Program on Nasopharyngeal Carcinoma Mortality: A Cluster-Randomized Controlled Trial.
背景:スクリーニングによる上咽頭癌(NPC)の早期発見は生存率を改善したが、NPC特異的死亡率への影響は評価を必要とする。

方法:中国の16の町を対象としたクラスターランダム化試験(2008~2015年)において、NPCの既往のない30~69歳の住民をスクリーニング群と対照群に分けた。スクリーニングには血清EBV抗体検査が含まれ、2019年まで追跡された。

結果:361,206人の住民のうち、検査および処置に対するコンプライアンスは高かった。スクリーニング群では、特に50歳以上の患者において、NPC死亡率が30%有意に低下した(1,000人・年あたり8.2人対12.5人の死亡)。

結論:EBV抗体検査は12年間の研究でNPC死亡率を顕著に減少させた。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01296
PMID: 39353160

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