原題
Memory tract sparing using Diffuse tensor imaging in radiation planning of primary brain tumors.
背景:放射線療法は、海馬歯状回の損傷に関連する脳腫瘍患者の約30%で認知機能低下を引き起こす可能性がある。海馬回避-メマンチンと併用したWBRTは、現在、海馬転移のない患者に対して標準となっている。
方法:プロスペクティブ試験では、術後の原発性脳腫瘍患者を対象とした。拡散テンソル画像(DTI)を用いて海馬および記憶線維の輪郭を描出する放射線療法(59.4 Gy)を計画し、記憶線維に制約がある場合とない場合の計画を比較した。
結果:12人の患者において、VMAT計画は記憶線維線量制約をうまく遵守し、治療前および治療後の認知スコアの変化は最小限であった(p>0.07)。
結論:放射線療法のDTIガイド下計画は認知機能の維持に役立つ可能性があり、より大規模な研究でさらに検証する必要がある。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2024.08.005
PMID: 39357773
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