原題
Prostate Specific Antigen and Prostate Cancer in Gender Affirming Hormone Therapy for Transgender or Nonbinary Individuals.
背景:前立腺を有するトランスジェンダーおよびノンバイナリーの個人(TGNB)における前立腺特異抗原(PSA)レベルおよび前立腺がん発生率に対する性別確認ホルモン療法の影響は、十分に研究されていない。
方法:この研究では、VAヘルスケアシステムでPSA検査を受け、シスジェンダーの男性と一致した出生時に男性に割り当てられた1,024人のTGNB個人を、PSA変化の線形混合効果モデルを使用して分析した。
結果:非GnRH療法およびGnRH療法はいずれも、シスジェンダーの男性と比較してPSA値の有意な低下をもたらした。50歳以上のTGNB患者における前立腺がん発生率は1,000患者・年あたり1.79であり、シスジェンダーの男性における1,000患者・年あたり4.02よりも低かった。
結論:ホルモン療法はPSA値の低下と相関するが、TGNB患者には依然として前立腺がんリスクがある。生検の閾値およびがん発生率が低い理由を評価するには、さらなる研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.039
PMID: 39357786
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