がん免疫療法試験ネットワーク12:HIV関連カポジ肉腫におけるペムブロリズマブ。

原題
Cancer Immunotherapy Trials Network 12: Pembrolizumab in HIV-Associated Kaposi Sarcoma.
背景:がん免疫療法試験ネットワーク12では、カポジ肉腫(KS)に焦点を当てて、HIVを有する進行がん患者におけるペムブロリズマブの安全性を調査した。

方法:この多施設第I相試験では、HIV関連KSの参加者は、最大35サイクルのペムブロリズマブ(3週間ごとに200 mg IV)で治療された。安全性が主要評価項目であったが、KS反応は副次的評価項目であった。

結果:登録された32人の参加者のうち、66%がグレード1以上の治療中に発生した有害事象を経験した。評価可能なKS症例における全奏効率(ORR)は62.1%であり、KS治療歴のない症例では87.5%であった。無増悪生存期間は28.2か月であった。

結論:ペムブロリズマブは、HIV関連KSに対して高い持続的奏効率を示し、免疫介在性有害事象は効果的に管理された。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00640
PMID: 39356983

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