局所進行食道癌に関する傾向スコアマッチング研究:手術と術後放射線療法の比較。

原題
Propensity-matched study on locally advanced esophageal cancer: surgery versus post-operative radiotherapy.
背景:本研究では、術後放射線療法(PORT)の有無にかかわらず管理された局所進行胸部食道扁平上皮癌(TESCC)患者の長期転帰と再発パターンを調査した。

方法:病理学的にT3-4に病期分類され、食道切除術を受けた2施設の患者506人を対象に、カプラン・マイヤー生存分析および傾向スコアマッチングを用いて選択バイアスに対処するレトロスペクティブ分析を実施した。

結果:PORTは、手術単独と比較して、5年全生存率(53.8%対25.3%)および無病生存率(45.3%対8.5%)を有意に改善した。治療失敗および局所領域再発はPORT群で顕著に低かった。

結論:PORTは、ネオアジュバント化学放射線療法を受けていない進行したT3-4 TESCC患者の生存率を改善し、再発を減らすために不可欠である。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02528-0
PMID: 39334405

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