少数転移性卵巣癌リンパ節疾患に対する定位放射線治療:MITO-RT3/RAD第II相試験:卵巣癌リンパ節転移に対する定位放射線治療。

原題
STEREOTACTIC ABLATIVE RADIOTHERAPY FOR OLIGOMETASTATIC OVARIAN CANCER LYMPH NODE DISEASE: THE MITO-RT3/RAD PHASE II TRIAL: stereotactic radiotherapy for ovarian cancer nodal metastases.
背景:MITO-RT3/RAD試験(NCT04593381)は、特にリンパ節疾患に焦点を当てて、少数転移性卵巣癌患者における定位放射線治療(SBRT)の有効性と安全性を評価することを目的とした。

方法:本研究の主要評価項目は完全奏効(CR)率であったが、副次的評価項目には局所制御(LC)、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、無治療期間(TFI)、および毒性が含まれた。サンプルサイズは、SBRTで70%のCR率を示した以前の研究に基づいていた。

結果:249病変を有する135人の患者のうち、CR率は77.9%であり、全奏効率は94%であった。この試験は主要エンドポイントを達成し、LC、PFS、およびTFIの改善を示した。

結論:SBRTは毒性が最小限で高い有効性を示し、完全奏効者における長期転帰および全身療法を受けない生存に対する有益性を示唆している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.036
PMID: 39326506

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