原題
Patient-reported outcomes between whole-breast plus regional irradiation and whole-breast irradiation only in pN1 breast cancer after breast conserving surgery and taxane-based chemotherapy: A randomized phase 3 clinical trial (KROG 17-01).
背景:KROG 1701試験では、タキサンベースの化学療法薬を投与されているpN1領域患者を対象として、乳癌リンパ節への放射線照射(RNI)と全乳房への放射線照射(WBI)の併用とWBI単独の効果を評価し、無病生存率および患者報告アウトカム(PRO)に焦点を当てた。
方法:第III相試験では、術後の患者840人を登録し、EORTC QLQ-C30およびQLQ-BR23を用いて複数の間隔でPR Oを評価しながら、WBI+RNIまたはWBIのみに割り付けた。
結果:ベースラインのPR Oを完了した患者750人のうち、すべての領域が経時的に改善したが、WBI+RNI患者は治療中により多くの疲労および悪心を報告した。
結論:RNIを追加すると、特定のPR Oの一時的な低下が示されたが、大きな臨床的影響はなく、両方の治療アプローチで同等の患者経験と許容可能な安全性が示された。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.017
PMID: 39326505
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