mCRPC患者におけるトリプルトレーサーPET画像により決定された患者内の転移間異質性および生存との相関:3 TMPOコホート試験。

原題
Intrapatient Intermetastatic Heterogeneity Determined by Triple-Tracer PET Imaging in mCRPC Patients and Correlation to Survival: The 3TMPO Cohort Study.
背景:転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)における患者内の転移間異質性(IIH)は、放射性医薬品療法(RPT)の適格性にとって極めて重要である。この研究は、トリプルトレーサーPETイメージングアプローチを使用して、IIHの有病率とRPTの適格性を評価することを目的としていた。

方法:mCRPC患者は、F-FDGおよびGa-PSMA-617 PET/CTスキャンを受け、Ga-DOTATATEはF-FDG陽性/Ga-PSMA陰性病変に使用された。病変陽性には、肝臓レベルを超える50%の取り込みが必要であった。

結果:IIHは患者の82.7%に認められ、45.9%はF-FDG陽性/Ga-PSMA陰性病変を有していた。37人中6人がGa-DOTATATE陽性を示した。全体で、53.1%がPSMA RPTに適格であったが、DOTATATE RPTには適格ではなかった。IIHは生存期間の短縮(9.5ヵ月)と関連していた。

結論:ほとんどのmCRPC患者はIIHを示し、生存率の低下と相関しており、精密医療における表現型の組み合わせの重要性を強調している。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.124.268020
PMID: 39327017

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