原題
Joint modeling of longitudinal health-related quality of life during concurrent chemoradiotherapy period and long-term survival among patients with advanced nasopharyngeal carcinoma.
背景:本研究は、同時化学放射線療法(CCRT)中の縦断的健康関連の生活の質(HRQOL)が進行性鼻咽頭癌(NPC)患者の生存転帰にどのように影響するかを評価することを目的とした。
方法:2012年から2014年の間に、145人の成人NPC患者(ステージII-IVb)が、CCRT中にEORTC QLQ-C30を使用して毎週評価された。共同モデリングでは、HRQOLの傾向が生存に及ぼす影響を推定し、10ポイントのHRQOLスコア増加のハザード比を報告した。
結果:83.4ヶ月間(中央値)の追跡調査後、疲労スコアおよび食欲減退スコアの上昇は、遠隔転移リスクの有意な上昇と関連していた(それぞれ、HR:1.75およびHR:1.59)。
結論:CCRT中の倦怠感増強および食欲不振は、より高い遠隔転移リスクを示し、治療中の患者に対する栄養的および心理的支援の必要性を示唆している。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02473-y
PMID: 39304905
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