原題
(177)Lu-PSMA-617 versus a change of androgen receptor pathway inhibitor therapy for taxane-naive patients with progressive metastatic castration-resistant prostate cancer (PSMAfore): a phase 3, randomised, controlled trial.
背景:Lu-PSMA-617は、アンドロゲン受容体経路阻害薬(ARPI)およびタキサン系薬剤による治療歴のある転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者に有効であることが示されている。本研究では、タキサン系薬剤未投与のmCRPC患者における有効性を評価する。
方法:74施設で実施された第3相試験では、PSMA陽性のmCRPC患者468人を、Lu-PSMA-617またはARPIの変更のいずれかを受ける群に無作為に割り付けた。主要評価項目は放射線学的無増悪生存期間(rPFS)であった。
結果:rPFS中央値は、Lu-PSMA-617では11.60ヵ月であったのに対し、ARPI変化では5.59ヵ月であった(HR 0.49)。安全性プロファイルはLu-PSMA-617の方が良好であり、重度の有害事象は少なかった。
結論:Lu-PSMA-617は、タキサン未投与のmCRPC患者において、ARPIの変化と比較してrPFSおよび安全性を改善する。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)01653-2
PMID: 39293462
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