遺伝性出血性末梢血管拡張症における鼻出血に対するポマリドミド。

原題
Pomalidomide for Epistaxis in Hereditary Hemorrhagic Telangiectasia.
背景:オスラーウエバーランデュ病(HHT)は、重度の鼻出血、鉄欠乏性貧血、および生活の質の低下につながる。

方法:無作為化プラセボ対照試験で、HHT患者におけるポマリドミドの安全と有効性を評価した。被験者(計144人)は、ポマリドミド4 mg/日またはプラセボのいずれかを24週間投与される群に割り付けられ、主要アウトカムは鼻出血重症度スコアの変化であった。

結果:本試験は有効性を示した後に終了した。ポマリドミド群は、出血スコア(-0.94ポイント、P=0.004)および生活の質スコア(-1.4ポイント)において有意な平均改善を示した。

結論:ポマリドミドはHHT患者の鼻出血の重症度を有意に低下させ、安全性プロファイルは管理可能であった。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2312749
PMID: 39292928

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