転移性ホルモン感受性前立腺がん患者における[(177)Lu]Lu-PSMA-617とドセタキセルの逐次投与とドセタキセルの比較(UpPLSMA):多施設共同、非盲検、無作為化、第2相試験。

原題
Sequential [(177)Lu]Lu-PSMA-617 and docetaxel versus docetaxel in patients with metastatic hormone-sensitive prostate cancer (UpFrontPSMA): a multicentre, open-label, randomised, phase 2 study.
背景:ルテチウム-177[Lu]Lu-前立腺特異的膜抗原(PSMA)-617は、転移性ホルモン感受性前立腺癌の転帰を改善する可能性がある。本研究では、このような患者におけるドセタキセル前のその効果を検討する。

方法:eXpressPSMA試験では、130人の患者を[Lu]Lu-PSMA-617に続いてドセタキセルを投与する群またはドセタキセル単独群にランダムに割り付けた。患者は、修正された治療意図分析を利用して、48週目に検出不能なPSAについて評価された。

結果:48週目に、実験群の患者の41%が検出不能なPSAを達成したのに対し、対照群では16%であった(p=0.0020)。有害事象は両群で同程度であった。

結論:[Lu]Lu-PSMA-617とドセタキセルの併用は、毒性を増加させることなく、ホルモン感受性前立腺癌における抗腫瘍効果を有意に改善した。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00440-6
PMID: 39293461

コメント

タイトルとURLをコピーしました