再発または難治性の慢性移植片対宿主病におけるアキサチリマブ。

原題
Axatilimab in Recurrent or Refractory Chronic Graft-versus-Host Disease.
背景:CSF 1 R依存性単球およびマクロファージは、同種幹細胞移植後の主要な合併症である慢性移植片対宿主病(GVHD)において重要な役割を果たしている。CSF 1 R遮断抗体であるアキサチリマブは、慢性GVHDの治療に有望であることが示されている。

方法:第2相無作為化試験において、再発または難治性の慢性GVHDを有する241人の患者を、3つの異なる用量でアキサチリマブを投与する群に割り付けた。本研究の目的は、全体的な反応および患者が報告した症状の軽減を評価することであった。

結果:主要評価項目が達成された:全奏効率は、0.3 mg群で74%、1 mg群で67%、3 mg群で50%であった。症状の軽減は60%、69%、41%で報告された。

結論:AxatilimabはCSF 1 R依存性細胞を効果的に標的とし、慢性GVHD患者に有意な反応をもたらした。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2401537
PMID: 39292927

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