原題
Overall Survival with Pembrolizumab in Early-Stage Triple-Negative Breast Cancer.
背景:KEYNOTE-522試験では、早期トリプルネガティブ乳癌において、ペムブロリズマブとプラチナ製剤ベースの化学療法併用が全生存に及ぼす影響を検討した。
方法:治療を受けていないステージIIまたはIIIのトリプルネガティブ乳癌を有する患者を、ペムブロリズマブ+化学療法併用群またはプラセボ+化学療法併用群のいずれかに無作為に割り付けた。手術後、ペムブロリズマブまたはプラセボによるさらなる治療を実施した。
結果:1174人の患者のうち、60ヶ月の全生存率は、ペムブロリズマブ群で86.6%であったのに対し、プラセボ群では81.7%であり、統計的に有意であった(P=0.002)。既知の安全性プロファイルと一致する有害事象。
結論:この患者集団では、術前補助療法としてペムブロリズマブを追加すると、化学療法単独と比較して全生存期間が改善した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2409932
PMID: 39282906
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