APHINITY試験における早期ヒト上皮増殖因子受容体2-ポジティブ乳癌におけるアジュバントペルツズマブおよびトラスツズマブ:有効性の更新を伴う第3回中間全生存分析。

原題
Adjuvant Pertuzumab and Trastuzumab in Early Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Positive Breast Cancer in the APHINITY Trial: Third Interim Overall Survival Analysis With Efficacy Update.
背景:APHINITY試験は、早期HER 2陽性乳癌において、トラスツズマブおよび化学療法薬と併用したペルツズマブが侵襲的無病生存期間(iDFS)に及ぼす影響を評価することを目的とした。

方法:事前に計画された3回目の中間解析では、全生存期間(OS)を評価し、4,804人の患者を8.4年間追跡した後にiDFSを更新した。

結果:8年OSはペルツズマブ群で92.7%であったのに対し、プラセボ群では92.0%であった。iDFSは、リンパ節転移陽性コホートで4.9%の改善を示し(86.1%対81.2%)、ホルモン受容体陰性サブグループと陽性サブグループの両方で有意なベネフィットを示した。

結論:本解析では、ペルツズマブはiDFSを改善したが、OSは改善しなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02505
PMID: 39259927

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