進行肺癌患者に対する遠隔医療と対面での早期緩和ケアの比較:多施設無作為化臨床試験。

原題
Telehealth vs In-Person Early Palliative Care for Patients With Advanced Lung Cancer: A Multisite Randomized Clinical Trial.
背景:早期緩和ケアは進行した癌患者の生活の質を改善するが、アクセスは様々である。本研究では、進行した非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象に、ビデオによる早期緩和ケアと対面診療による早期緩和ケアの有効性を評価する。

方法:1,250人の患者を対象とした無作為化試験が米国の22のがんセンターで実施され、参加者は4週間ごとにビデオまたは対面で緩和ケアを受けた。

結果:24週目に、生活の質スコアは2群間で同等であることを示した(ビデオ平均:99.7、対面平均:97.7)。介護者の参加率はビデオ群の方が低かった(36.6%対49.7%)。

結論:仮想早期緩和ケアは、生活の質を向上させるために対面ケアと同程度に効果的であり、遠隔医療によるアクセスを改善する可能性を強調している。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2024.13964
PMID: 39259563

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