前立腺癌に対する根治的放射線療法およびホルモン治療への反応のマーカーとしての治療前血漿オステオポンチン濃度。

原題
Pretreatment plasma osteopontin level as a marker of response to curative radiotherapy and hormonal treatment for prostate cancer.
背景:オステオポンチン(OPN)は、放射線療法の結果に影響する腫瘍低酸素のマーカーである。この研究では、治療反応指標としてアンドロゲン除去療法(ADT)の有無にかかわらず放射線療法(RT)を受けている前立腺癌患者のOPN血漿中濃度を評価した。

方法:2012年から2014年の間にRTを受けた274人の前立腺癌患者を研究した。患者は中央値(83.9 ng/mL)に対するOPNレベルに基づいて分類された。

結果:OPNレベルの有意差は、グリーソンスコア、D’Amicoリスク、ADT、およびRTグループと相関していた。低いOPNレベルは、特にRT単独で、より良い全生存(OS)率と関連していた。

結論:RT開始前のOPNレベルは、前立腺癌患者におけるOSの独立した予測因子として役立つ可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110518
PMID: 39222849
Open Access

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