容積が10超の脳動静脈奇形における定位放射線手術と塞栓術の併用戦略と長期転帰との関連:全国的な多施設観察プロスペクティブコホート研究。

原題
Association of the combined stereotactic radiosurgery and embolization strategy and long-term outcomes in brain arteriovenous malformations with a volume >10 ml: A nationwide multicenter observational prospective cohort study.
背景:本研究では、塞栓術と定位放射線手術の併用(E+SRS)と定位放射線手術(SRS)単独で治療した大きな脳動静脈奇形(AVM)の長期転帰を評価した。

方法:MATCHレジストリ(2011~2021年)の患者をE+SRSおよびSRSコホートに分類し、非致死的出血性脳卒中または死亡、および様々な二次アウトカムに焦点を当てた傾向スコアでマッチングした生存分析を実施した。

結果:1063人の患者のうち、176人が登録され、98人が分析された。E+SRSは、統計的に有意ではないものの、主要アウトカムの発生率が低い傾向を示した(100人・年あたり1.44対2.37、HR 0.58)。

結論:E+SRSは、大きなAVMにおいてSRS単独と比較して、非致死的な出血性脳卒中または死亡の長期リスクを低下させる可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110530
PMID: 39251110

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