低リスク乳癌に対する遅延手術を伴う単回術前放射線治療:SPORT-DS第I相試験の腫瘍学的転帰、毒性および審美性。

原題
Single preoperative radiation therapy with delayed surgery for low-risk breast cancer: Oncologic outcome, toxicity and cosmesis of the SPORT-DS phase I trial.
背景:本研究では、病理学的反応(pR)、毒性、および美容的転帰を評価するために、低リスクの乳癌患者に対する術前の単回部分乳房照射(PBI)法を検討した。

方法:ステージIの単発性luminal A乳癌を有する65歳以上の13人の女性が20 GyのPBIを受け、3か月後に乳房温存手術(BCS)を受けた。一次エンドポイントはpR率であったが、二次エンドポイントには毒性および美容上の結果が含まれていた。

結果:84.6%のpR率が観察され、急性毒性は限定的であった。3年間の追跡調査では、60%が良好/優れた美容上の結果を報告した。

結論:単一分画PBIは実行可能であり、忍容性も良好であることから、さらなる最適化がpRおよび審美性を高める可能性があることが示唆される。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110515
PMID: 39218041
Open Access

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