原題
Palliative radiotherapy versus best supportive care in patients with painful hepatic cancer (CCTG HE1): a multicentre, open-label, randomised, controlled, phase 3 study.
背景:痛みを伴う肝癌の治療選択肢は、患者が標準治療に抵抗性になるにつれて制限される可能性がある。この研究は、放射線療法がそのような患者の肝臓の痛みを軽減するかどうかを評価することを目的としていた。
方法:難治性肝細胞癌または肝転移を有する66人の患者を対象とした無作為化第3相試験において、参加者は単回照射放射線療法と支持療法の併用または支持療法単独のいずれかを受けた。
結果:1ヶ月目に、放射線療法を受けた患者の67%が疼痛の2ポイント以上の軽減を報告したのに対して、対照群では22%であった(p=0.0042)。有害事象は主に軽度から中等度であり、重度の治療関連合併症はなかった。
結論:支持療法と併用した単回照射放射線療法は、肝癌患者の疼痛管理を有意に改善し、標準的な緩和選択肢となり得る。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00438-8
PMID: 39245060
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