原題
Phase I/Ib Trial of Inavolisib Plus Palbociclib and Endocrine Therapy for PIK3CA-Mutated, Hormone Receptor-Positive, Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Negative Advanced or Metastatic Breast Cancer.
背景:本研究の目的は、ホルモン受容体が陽性でHER 2が陰性の乳癌患者を対象に、選択的p110α阻害薬であるイナボリシブを、パルボシクリブおよび内分泌療法と併用した場合の安全、忍容性、薬物動態および予備的な抗腫よう活性を評価することであった。
方法:53人の女性が、主要エンドポイントとして安全性に焦点を当てて、毒性または疾患進行まで、レトロゾールまたはフルベストラントのいずれかとともにイナボリシブを投与された。
結果:最も一般的な治療関連の有害事象には、口内炎および高血糖が含まれ、重度の合併症の発生率が高かった。客観的奏効率は52.0%および40.0%であり、無増悪生存期間中央値はそれぞれ23.3ヶ月および35.0ヶ月であった。
結論:この組み合わせは、管理可能な安全性プロファイルと、薬物間相互作用のない有望な抗腫瘍活性を示した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00110
PMID: 39236276
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