原発不明癌における(18)F-FDG PET/CTの有用性の評価。

原題
Evaluating the Utility of (18)F-FDG PET/CT in Cancer of Unknown Primary.
背景:原発不明癌(CUP)は、原発部位が検出されないままであり、標準治療を複雑にする転移性腫瘍の多様なグループである。

方法:この研究では、2014年から2020年までに治療されたCUP患者の原発部位の特定と管理への影響におけるピーターマッカラムがんセンターでのF-FDG PET/CTの役割を評価した。

結果:147人の患者のうち、F-FDG PET/CTは41%で原発部位を特定し、22%で管理を変更し、37%で隠れた疾患を明らかにした。全生存期間(OS)中央値は16.8ヵ月であり、原発部位が検出された場合のOSは19.8ヵ月であったのに対し、検出されなかった場合は8.5ヵ月であった。

結論:F-FDG PET/CTはCUPの診断と管理に有意に役立ち、原発部位の同定により生存転帰を改善した。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.267274
PMID: 39237349

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