画像誘導放射線療法の時代における晩期放射線毒性の遺伝子マーカー:毒性率が低いと、骨盤放射線療法を受けている患者におけるγ-H2AX病巣減衰比の予測値が低下する。

原題
Genetic markers of late radiation toxicity in the era of image-guided radiotherapy: lower toxicity rates reduce the predictive value of γ-H2AX foci decay ratio in patients undergoing pelvic radiotherapy.
背景:遅発性放射線毒性の予測アッセイは、治療を個別化し、感受性の高い患者における毒性を最小限に抑えることができる。本研究は、骨盤癌患者における遅発性放射線毒性の予測因子としてγ-H2AX病巣減衰比(γ-FDR)を検証することを目的とした。

方法:前立腺癌および婦人科癌患者(合計88人)を分析し、医師および患者報告の結果を通して毒性を評価した。γ-FDRを照射リンパ球で測定し、回帰分析により毒性と相関させた。

結果:毒性率は以前の研究よりも低かった(医師25%、患者29%)。γ-FDRと毒性レベルまたは生活の質との間に有意な相関は認められなかった。

結論:γ-FDRは、おそらく改善された放射線療法技術のために、骨盤がんの放射線毒性の予測因子として検証されなかった。今後の研究では、遺伝子マーカーおよび毒性の持続性を考慮すべきである。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02501-x
PMID: 39223539

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