甲状腺結節のマイクロ波アブレーションにおける反回神経損傷の危険因子:多施設研究。

原題
Risk factors for recurrent laryngeal nerve injury in microwave ablation of thyroid nodules: A multicenter study.
背景:本研究では,反回神経(RLN)損傷の危険因子と甲状腺結節のマイクロ波アブレーション(MWA)後のさ声の回復について検討した。

方法:レトロスペクティブ分析は、悪性および良性結節を有する1,216人の患者を対象とし、単変量および多変量解析を用いて、結節の大きさ、重要な構造からの距離、およびアブレーションパラメータなどの変数を評価した。

結果:後嚢間隔(PCD)と気管食道溝間隔(TEG-D)は嗄声の有意な因子であった。TEG-Dの安全な閾値が確立され、より短いTEG-Dはより長い回復時間と相関していた。

結論:TEG-DはMWA後の嗄声からの回復時間に有意に影響するので、臨床医はRLN損傷リスクを評価する際にTEG-DとPCDを考慮すべきである。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110516
PMID: 39216824

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