原題
Immune Checkpoint Inhibitor-Induced Cardiotoxicity: A Systematic Review and Meta-Analysis.
背景:免疫チェックポイント阻害剤(ICI)は癌治療の結果を高めるが、心筋炎を含む重篤な心血管系副作用(CVAE)を引き起こす可能性がある。
方法:PubMed、Embase、およびCochraneのデータを用いて、臨床試験および症例報告におけるCVAEの発生率および心筋炎管理に焦点を当てた系統的レビューを実施した。
結果:被験者83,315人を対象としたメタ解析では、CVAEの発生率は0.80%であり、セミプリマブではリスクの上昇が認められた。心筋炎による死亡率は37.7%であり、系統的なスクリーニングと迅速な治療が推奨された。
結論:ICI関連のCVAEは有意であり、死亡リスクが高く、効果的なモニタリングおよび管理戦略の必要性が強調されている。ケアを改善するためにはプロスペクティブ試験が不可欠である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.3065
PMID: 39172480
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