予後不良の胚細胞腫瘍における腫瘍マーカーの低下に基づく個別化化学療法:GETUG-13第III相試験の最新の解析。

原題
Personalized Chemotherapy on the Basis of Tumor Marker Decline in Poor-Prognosis Germ-Cell Tumors: Updated Analysis of the GETUG-13 Phase III Trial.
背景:GETUG-13試験では、予後不良の非セミノーマ胚細胞腫瘍患者を強化化学療法に切り替えることで、転帰を改善できることが確認された。

方法:263人の患者が1サイクルのBEP化学療法を受けた。良好な腫瘍マーカーの低下を示した患者は3サイクルのBEPを継続したが、好ましくない低下を示した患者はUnfav-BEPまたはdose-denseレジメンに無作為に割り付けられた。

結果:7.1年間(中央値)の追跡調査後、5年無増悪生存率はUnfav-dose-dense群で58.9%、Unfav-BEP群で46.7%であった。全生存率はそれぞれ70.9%と61.3%であった。

結論:dose-denseレジメンによる強化化学療法は、無増悪生存期間を改善し、毒性を最小限に抑え、サルベージ療法の必要性を低下させた。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01960
PMID: 39167741

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