原題
Stereotactic Ablative Radiotherapy for Oligoprogressive Cancers: Results of the Randomized Phase II STOP Trial.
背景:この試験では、定位的アブレーション放射線療法(SABR)の追加が、標準治療(SOC)全身療法を受けているオリゴプログレッション患者の転帰を改善するかどうかを評価した。
方法:全身療法中に1~5個の転移を有する患者を層別化し、SOCを継続する群またはSOCとともにSABRを投与する群に無作為に割り付けた。本研究は当初、非小細胞肺癌に焦点を当てていたが、後にすべての非血液悪性腫瘍を対象とした。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)であった。
結果:90人の患者が登録され、追跡期間中央値は31ヶ月であった。PFS(SABRで8.4ヶ月対SOCで4.3ヶ月、p=0.91)または全生存期間(31.2ヶ月対27.4ヶ月、p=0.22)に有意差はなかった。SABRはより良好な病変制御を提供した(70%対38%、p=0.0015)。
結論:SABRは忍容性が高く、病変制御が改善されたが、PFSまたはOSは向上しなかった。発生の問題が結果に影響した可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.08.031
PMID: 39168356
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