in vitroで照射されたがんワクチンは、同系マウス乳癌モデルにおいて、放射線療法およびPD-L1遮断の抗腫瘍効果を増強する。

原題
In vitro-irradiated cancer vaccine enhances anti-tumor efficacy of radiotherapy and PD-L1 blockade in a syngeneic murine breast cancer model.
背景:局所放射線療法は免疫原性細胞死を誘導するが,in vitro照射腫よう細胞と併用して抗腫よう反応を増強する可能性は不明である。

方法:本研究では、免疫プロファイルおよびサイトカインレベルを分析しながら、局所放射線療法およびPD-L1遮断と組み合わせて、マウス乳癌で「in vitro照射ガンワクチン(ICV)」を試験した。

結果:ICVはエフェクター記憶CD8 T細胞とインターフェロン-γ産生を増加させ、腫瘍増殖を有意に遅延させた。併用療法はCD8 T細胞集団を増加させ、枯渇したT細胞を減少させ、腫瘍と脾臓の両方で免疫活性を増強した。

結論:ICVは局所RTおよびPD-L1遮断を効果的に増強し、照射された腫瘍細胞産物を介して抗腫瘍免疫を改善する可能性を示唆した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110480
PMID: 39159681

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