原題
Cumulative rib fracture risk after stereotactic body radiotherapy in patients with localized non-small cell lung cancer.
背景:肋骨骨折は、局所非小細胞肺癌(NSCLC)患者における体幹部定位放射線治療(SBRT)後の一般的な合併症である。本研究では、死亡を競合リスクとして考慮し、SBRT後の肋骨骨折リスクを予測する上での患者関連因子および線量測定因子の役割を評価する。
方法:この研究では、2010年から2020年の間にSBRTで治療された602人のNSCLC患者を分析した。肋骨骨折は、単語埋め込みモデルを用いたCTスキャンにより同定された。変数の選択には、交差検証を伴う原因特異的コックスハザードモデルを用いた。
結果:肋骨骨折は患者の19%に発生し、リスクは治療後6〜54か月で増加した。女性、骨密度、線量測定パラメータなどの因子は有意であった。
結論:本研究では、患者に関連したものではなく、線量測定因子が主に肋骨骨折リスクを予測することが明らかになり、放射線量測定が重要であることが強調された。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110481
PMID: 39159679
コメント