固形腫瘍からの皮膚転移を有する患者を対象とした、放射線療法を併用するまたは併用しないタリモジェンラヘルパレプベク腫瘍崩壊性免疫療法の第II相ランダム化試験。

原題
A phase II randomized trial of talimogene laherparepvec oncolytic immunotherapy with or without radiotherapy for patients with cutaneous metastases from solid tumors.
背景:皮膚転移(CM)は進行癌を示し、タリモジェンラヘルパレプベク(T-VEC)のような腫瘍崩壊性免疫療法は放射線療法(RT)により増強される可能性がある。本研究は、非標的転移に対するT-VECとRTの併用効果を評価することを目的とした。

方法:固形腫瘍からのCMを有する患者を対象に、有害事象および生活の質をモニタリングしながら、修正されたWHO基準による腫瘍反応を評価するランダム化第2相試験を実施した。

結果:19人の患者が参加したが、非標的転移における反応はまれであり、登録の遅れとパンデミックのために試験は終了した。

結論:併用療法は低い奏効率をもたらし、非注射、非照射の転移に対する有効性が不十分であることを示した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110478
PMID: 39159678

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