びまん性内在性橋グリオーマ患者における(124)I-Omburtamabのセラノスティックス的腫瘍内対流増強送達:薬物動態と病変線量測定。

原題
Theranostic Intratumoral Convection-Enhanced Delivery of (124)I-Omburtamab in Patients with Diffuse Intrinsic Pontine Glioma: Pharmacokinetics and Lesion Dosimetry.
背景:びまん性内在性橋グリオーマ(DIPG)は、主に外照射療法に依存する限られた治療選択肢を有する稀で攻撃的な小児脳腫瘍である。

方法:このパイロット研究では、45人のDIPG患者において、対流促進送達を介して腫瘍内に投与されたI-omburtamabを評価した。一連のPET/CT画像および血液サンプルを分析して、薬物動態および線量測定を評価した。

結果:この研究では、腫瘍中にI-omburtamabが有意に保持され、平均滞留時間は24.9時間、放射線量は353 mSv/MBqであることが明らかになった。全身曝露は最小限であり、正常組織の活性が低く、腫瘍対正常組織比が高かった。

結論:I-omburtamabの腫よう内CEDはDIPGに対する有望なセラノスティックス的アプローチであり、全身曝露を最小にしながら高用量を局所的に送達する。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266365
PMID: 39142829

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