局所進行上咽頭がん患者の全生存を予測するための循環CD8(+)T細胞および血小板対リンパ球比に基づくノモグラム。

原題
A nomogram based on circulating CD8(+) T cell and platelet-to-lymphocyte ratio to predict overall survival of patients with locally advanced nasopharyngeal carcinoma.
背景:本研究は局所進行鼻咽頭癌(LA-NPC)における全生存(OS)に及ぼす循環リンパ球サブセット,血清マーカーおよび臨床因子の影響を検討し,OSを予測するノモグラムを開発することを目的とした。

方法:530人のLA-NPC患者を分析した。Cox回帰により独立した予後因子が同定され、ノモグラムに組み込まれた。モデルの性能はC指数、検量線、決定曲線分析(DCA)を用いて評価した。

結果:有意な予後因子は、循環CD8 T細胞、PLR、LDH、ALB、性別、および臨床病期を含んでいた。ノモグラムは良好な予測性能を示した(C-index:トレーニングで0.724、検証で0.718)。

結論:開発されたノモグラムはLA-NPCにおけるOSを効果的に予測し、従来のTNM病期分類を超えて臨床的意思決定を強化する。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02500-y
PMID: 39138513

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