局所進行子宮頸癌に対する化学放射線療法およびMRIベースの画像ガイド下小線源治療の国際研究におけるバイオマーカーの発現と臨床転帰への影響:BIOEMBRACE。

原題
Biomarker expression and impact on clinical outcomes in an international study of chemoradiation and MRI-based image-guided brachytherapy for locally advanced cervical cancer: BIOEMBRACE.
背景:BIOEMBRACE-I研究は、化学放射線療法とMRIガイド下小線源治療を受けた局所進行子宮頚癌患者の転帰に及ぼす臨床病理学的因子と共にバイオマーカーの役割を検討することを目的とした。

方法:2018年から2021年にかけて、264人の患者からの腫瘍組織を、免疫組織化学を用いてp16、PD-L1、およびL1CAMについて分析した。小線源治療への反応不良および5年疾患転帰との関連を、単変量および多変量解析により評価した。

結果:P16陰性状態とMRI検査で検出された壊死は、高リスクの臨床標的容積を独立して予測した。1%を超えるPD-L1発現は局所および骨盤制御を低下させたが、50%以上のL1CAMは骨盤制御と関連していた。

結論:バイオマーカーの発現は治療結果に有意に影響し、検証のためのさらなる研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.07.2316
PMID: 39067486
Open Access

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