体外受精処理(TILT)における胚のインキュベーションと選択のためのタイムラプス画像システムの臨床的有効性と安全性:多施設共同、3並行群間、二重盲検、ランダム化比較試験。

原題
Clinical effectiveness and safety of time-lapse imaging systems for embryo incubation and selection in in-vitro fertilisation treatment (TILT): a multicentre, three-parallel-group, double-blind, randomised controlled trial.
背景:胚のインキュベーションと選択のためのタイムラプス画像システムは、IVFとICSIの結果を向上させる可能性があるが、その利点は依然として不明である。本研究は、これらのシステムの有効性を標準治療と比較して評価することを目的とした。

方法:IVFまたはICSIを受けた1,575人の参加者を対象に、多施設二重盲検無作為化対照試験を実施した。参加者は、選択を伴うタイムラプス画像、乱されていない培養のみ、および標準治療の3群に割り付けられた。

結果:生児出生率は33.7%(タイムラプス)、36.6%(乱されていない培養)、および33.0%(標準ケア)であり、タイムラプス群のオッズに有意な増加はなかった。

結論:タイムラプス画像システムは、標準的なIVFまたはICSIケアと比較して、生児出生率を有意に改善しない。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)00816-X
PMID: 39033010
Open Access

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