原題
Total-Body Dynamic Imaging and Kinetic Modeling of [(18)F]F-AraG in Healthy Individuals and a Non-Small Cell Lung Cancer Patient Undergoing Anti-PD-1 Immunotherapy.
背景:免疫療法、特に抗PD-1抗体は、ガン治療に革命をもたらしたが、その有効性を予測することは依然として困難である。F-アラビノシルグアニン([F]F-AraG)は、活性化T細胞を標的としたイメージングトレーサーであり、免疫応答の非侵襲的評価に役立つ可能性がある。
方法:本研究では、抗PD-1療法の前後に、4人の健康な被験者と1人の非小細胞肺癌患者の90分間の全身スキャンを行った。コンパートメントモデリングと実用的な識別可能性分析を適用して、トレーサーの動態を評価した。
結果:動的パラメータと特定の画像指標との間に強い相関が認められ、信頼できる代替指標を示した。免疫応答の一貫した傾向は、腫瘍の小領域全体で観察された。
結論:[F]F-AraG動的イメージングは、免疫療法に対する免疫応答を定量化するための非侵襲的バイオマーカーとして有望であり、疾患におけるT細胞の役割を理解する上でのより広範な応用に影響を及ぼす。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.267003
PMID: 39089813
コメント