免疫チェックポイント阻害薬による多臓器免疫関連の有害事象とその下流への影響:後ろ向き多コホート研究。

原題
Multi-organ immune-related adverse events from immune checkpoint inhibitors and their downstream implications: a retrospective multicohort study.
背景:免疫関連の有害事象(irAE)の同時発生パターンを理解することは、免疫治療を管理するために不可欠であるが、これまでの研究では十分なサンプルサイズが不足していた。本研究では、大規模コホートを用いて、免疫チェックポイント阻害薬レシピエントにおける多臓器irAEのパターンおよび生存転帰を調査した。

方法:この後ろ向き研究では、不完全な記録を有する患者を除いて、複数の施設および全国データベースにおける免疫チェックポイント阻害薬のレシピエントからのデータを分析した。同時発生パターンは統計解析によって評価され、生存転帰はハザード比を用いて評価された。

結果:この研究には39,258人のマッチした患者が含まれていた。同時に発生するirAEは7つの異なるクラスターを形成し、内分泌群および皮膚群は良好な生存転帰を示した。

結論:irAEクラスターを同定することは、重要な予後情報を提供し、IT中の患者に対する個別化された治療戦略を支援する。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00278-X
PMID: 39025103

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