膠芽腫および結腸直腸癌異種移植モデルにおける(225)Ac-ch806の治療効果の放射性標識および前臨床評価。

原題
Radiolabeling and Preclinical Evaluation of Therapeutic Efficacy of (225)Ac-ch806 in Glioblastoma and Colorectal Cancer Xenograft Models.
背景:上皮成長因子受容体(EGFR)は種々の癌で過剰発現しているが、EGFRを標的とした治療は正常組織に存在するため副作用を引き起こすことが多い。

方法:研究者らは、腫瘍特異的抗EGFRキメラ抗体Ac-ch806を開発し、その特性、膠芽腫および結腸直腸癌マウスモデルにおける治療効果を評価し、様々な薬力学的解析を実施した。

結果:Ac-ch806は優れた放射化学的特性と有意なin vitro殺細胞効果を示した。U87MG.de2-7およびDiFiモデルにおいて、DNA損傷およびアポトーシスを誘導しながら、高い腫瘍取り込み、増殖阻害、および生存期間の延長を示した。

結論:Ac-ch806はEGFR発現固形腫ようの標的療法として有望である。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266894
PMID: 39054282

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