腫瘍内大腸菌は、進行非小細胞肺がん患者における単剤免疫チェックポイント阻害に対する生存率の改善と関連している。

原題
Intratumoral Escherichia Is Associated With Improved Survival to Single-Agent Immune Checkpoint Inhibition in Patients With Advanced Non-Small-Cell Lung Cancer.
背景:非小細胞肺癌(NSCLC)に対する免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の有効性における腫よう内微生物叢、特に大腸菌の役割は不明である。

方法:本研究では、次世代シーケンシングを用いて、ICIで治療した958人のNSCLC患者の腫瘍内マイクロバイオームを分析した。全生存(OS)に対する腫瘍内大腸菌の影響を統計解析により評価し、患者772人の独立したコホートで検証した。

結果:Escherichiaの検出は、単剤ICIを受けた患者ではOSの延長と関連していたが、免疫化学療法を受けた患者では関連していなかった。

結論:腫よう内Escherichiaの存在は,単剤ICIで治療したNSCLC患者の生存転帰を増強する可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01488
PMID: 39038258

コメント

タイトルとURLをコピーしました