両側乳房切除術と乳癌門の死亡率。

原題
Bilateral Mastectomy and Breast Cancer Mortality.
背景:片側乳癌の女性の乳癌死亡率を低下させる両側乳房切除の有効性は不明である。

方法:このコホート試験はSEERデータベースを利用して,ステージ0〜IIIの片側乳癌と診断された661,270人の女性を分析し,20年間の追跡期間にわたって腫りゅう切除,片側乳房切除,及び両側乳房切除を受けた女性の間で結果を比較した。

結果:マッチさせたコホート(各36,028例)では、20年対側乳癌リスクは腫瘤摘出術/片側乳房切除術群で最も高かった(6.9%)。両側乳房切除術は対側乳癌リスクを低下させたにもかかわらず、乳癌死亡率は全ての外科的アプローチで同程度であった。

結論:両側乳房切除は対側乳癌リスクを低下させたが,他の外科的選択肢と比較して全乳癌死亡率に有意な影響を与えなかった。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.2212
PMID: 39052262

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