頭頚部癌におけるホウ素中性子捕捉療法誘発性悪心・嘔吐のリスクに関する簡単な予測モデル。

原題
A simple prediction model for the risk of boron neutron capture therapy-induced nausea and vomiting in head and neck cancer.
背景:頭頚部癌に対してホウ素中性子捕捉療法(BNCT)を受けている患者は、BNCT誘発悪心・おう吐(BINV)に苦しむことが多い。本研究は、BINVリスクの予測モデルを作成することを目的とした。

方法:237人の患者を訓練コホートと試験コホートに分けて後ろ向き分析を行った。単変量および多変量解析により危険因子を同定し、モデルの性能はホスマー・レメショウ検定および受信者動作特性曲線を用いて評価した。

結果:BINVは患者の50%(悪心)と18%(おう吐)に発生した。BINVに関連する因子には、女性であることと若年であることが含まれていた。モデルは良好な適合性と性能を示した。

結論:BINVリスクを予測するための簡単なモデルが確立され、標的予防ケアが容易になった。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110464
PMID: 39069086

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