原題
Incidence of alopecia in brain tumour patients treated with pencil scanning proton therapy and validation of existing NTCP models.
背景:放射線誘発脱毛症(RIA)は、脳腫瘍に対する放射線療法の一般的で苦痛な副作用である。本研究では、陽子線治療(PT)で治療された患者におけるRIAの発生率を調査し、グレード2(G2)のRIAに対するNTCPモデルを評価する。
方法:2018年から2022年の間にPTで治療した264人の患者からデータを収集した。RIAイベントはCTCAE 5.0ガイドラインを用いて評価し、Lyman-Kutcher-Burman(LKB)および多変量ロジスティック回帰(MLR)モデルの臨床的適用性を試験した。
結果:急性、遅発性、および永続的なRIA率は、それぞれ61.8%、24.7%、および14.4%であった。いずれのモデルも良好な識別(ROC-AUC 0.71-0.83)を示したが、較正は不十分であった。
結論:コホート特性の差はモデルの検証に影響し、標準化されたRIAスコアリングシステムの必要性を強調した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110462
PMID: 39069083
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