原題
Hypofractionated proton and carbon ion beam radiotherapy for sacrococcygeal chordoma (ISAC): An open label, randomized, stratified, phase II trial.
背景:高い再発率を有する仙尾骨脊索腫は管理が困難である。
方法:寡分割イオン線治療の安全と実行可能性を研究するために第II相試験を実施し,局所無進行と全生存の毒性とエンドポイントに焦点を当てた。
結果:原発性および再発仙骨脊索腫患者82例のうち、陽子線治療群と炭素イオン線治療群との間に有意差は認められなかった。年齢および腫瘍容積が小さいことは、良好な全生存率を予測する傾向があった。男性であることは、局所無増悪生存率の有意な因子であった。
結論:有望な初期反応率にもかかわらず、局所制御は維持されなかった。手術不能な仙骨部脊索腫の治療には分割法の研究が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110418
PMID: 38944346
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