透過ペンシルビームを組み込むことにより、IMPTにおける横方向線量半影を低減する。

原題
Reducing the lateral dose penumbra in IMPT by incorporating transmission pencil beams.
背景:Bragg Peaks(BPs)と高エネルギーPristine透過ペンシルビーム(TPBs)を用いた強度変調陽子線治療(IMPT)を、頭部と頚部癌の治療における可能な改善計画のために研究した。

方法:自動システムを用いて、8人の上咽頭がん患者および8人の中咽頭がん患者の計画を作成する際に、BPとTPBを組み合わせた最適化を行った。BPのみを利用した従来のIMPTと比較した。

結果:TPBの適用は一般に計画を強化し、両方のタイプの患者に対してかなりの数のパラメータを改善したが、1つの中咽頭がんパラメータはわずかな悪化を示した。特に、上咽頭がんの症例では、蝸牛Dmeanと視神経Dはそれぞれ17.5 Gyと11.1 Gyまで減少した。

結論:標準的なIMPTと比較して、IMPTとTPBは同様の標的範囲をもたらし、OAR付近での線量低下が急であるため、リスク臓器(OAR)の温存が良好であった。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110388
PMID: 38897315
Open Access

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