一次およびロバスト相補ビームを用いたロバスト陽子格子計画戦略の臨床実施と線量測定評価。

原題
Clinical Implementation and Dosimetric Evaluation of a Robust Proton Lattice Planning Strategy Using Primary and Robust Complementary Beams.
背景:3D空間分割放射線治療の可能性にもかかわらず、ペンシルビーム走査陽子線治療は計画の質とロバスト性の問題のために制限されてきた。本論文では、これらの課題を克服するために、マルチフィールドを用いたロバストな陽子格子(RPL)計画法を提案する。

方法:光子格子療法の7症例を、2ビーム法(一次ビームとロバスト相補ビーム)を用いてRPL法を用いて再評価した。頂点の数、ピーク対谷線量比(PVDRs)、低線量の体積などのパラメータを比較した。

結果:フォトンプランと比較して、RPLアプローチでは、頂点が30%増加し、頂点ボリュームが49%増加し、PVDRsが高くなった。また、低線量領域が少なく、よりコンフォーマルな線量を照射した。

結論:本研究は、新しいRPL法が既存の光子格子計画よりも優れた品質の計画を生成することを示し、その成功した臨床応用を証明した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.06.009
PMID: 38936634

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