原題
Dendritic Cell-Based Immunotherapy in Patients With Resected Pancreatic Cancer.
背景:進行した膵癌に対する免疫療法の反応は限られているが,最近の研究は樹状細胞免疫療法が再発を予防することを示唆している。
方法:手術後および標準治療の膵癌患者を対象とした非盲検、単一施設第I/II相試験を実施した。患者を中皮腫腫瘍細胞溶解物でパルスした自己DCで治療し、2年無再発生存率(RFS)を分析した。
結果:38人の患者のうち,26人(68%)は25.5か月後再発がなく,2年RFSは64%であった。ワクチン接種は、活性化された循環CD4+T細胞を促進し、in vitroで観察可能な免疫応答を誘発した。
結論:この研究は膵癌治療後に60%以上のRFSを達成したことから、樹状細胞ベースの免疫治療にはより大規模な試験を考慮すべきであることを示した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02585
PMID: 38950309
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