原題
Bortezomib, thalidomide, and dexamethasone with or without daratumumab and followed by daratumumab maintenance or observation in transplant-eligible newly diagnosed multiple myeloma: long-term follow-up of the CASSIOPEIA randomised controlled phase 3 trial.
背景:CASSIOPEIA試験の最初の部分では、新たに骨髄腫と診断された患者において、標準治療単独とは対照的に、ダラツムマブと標準治療の併用で優れた反応と長い無増悪生存期間が報告された。第2部では、ダラツムマブ維持療法の使用により、生存率および残存疾患陰性率が向上したことが示された。
方法:CASSIOPEIAは、欧州の111施設で実施された2部構成の第3相試験であり、新たに診断された移植適格骨髄腫患者を対象とした。
結果:2015年から2017年までに、1085人の患者が無作為化された。2023年9月の時点で、追跡期間中央値は最初の無作為化から約80.1か月であった。無増悪生存期間は、ダラツムマブ維持療法群で顕著に長かった。
結論:CASSIOPEIA試験の長期結果は、治療レジメンの一部および維持療法としてのダラツムマブの有効性を確認し、新たに診断された多発性骨髄腫患者に対する標準治療としての地位を確固たるものにした。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00282-1
PMID: 38889735
コメント