切除不能なステージIIIの非小細胞肺癌患者における同時化学放射線療法中の原発腫瘍体積変化の予測値。

原題
Predictive value of primary tumor volume change during concurrent chemoradiotherapy in patients with unresectable stage III non-small cell lung cancer.
背景:切除不可能な非小細胞肺癌(NSCLC)患者における同時化学放射線療法(CCRT)中の反応を予測することは、確立された初期バイオマーカーを欠いている。本研究では、総腫瘍体積(GTV)とCCRT中のその変化を生存予測因子として検討した。
方法:手術不可能なステージIIIのNSCLCの227人の患者を対象に,GTVの絶対値と相対値を計算するために,CCRT開始前と4週目に腫よう体積を調べた。
結果:相対的GTV回帰は最も高い予測値を示し、フィールド内および全体的な進行の両方との明確な関連が認められた。2回目の評価時のGTVは、最初の評価と比較して、生存転帰とのより強い関連を示した。
結論:相対GTV回帰は、手術不能なステージIIIのNSCLC患者に対する潜在的に有望な早期予測因子であり、個別化治療のためのマルチパラメトリック予測モデルの作成に向けた将来の研究を刺激する。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110383
PMID: 38879129

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