原題
Dapagliflozin for Critically Ill Patients With Acute Organ Dysfunction: The DEFENDER Randomized Clinical Trial.
背景:本研究では、ナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT-2)阻害薬であるダパグリフロジンが、臓器不全の重症患者の転帰に及ぼす影響を検討した。
方法:ブラジルの22のICUで実施され、臓器不全患者を2群に無作為に割り付けた。1群はダパグリフロジンと標準治療を受け、もう1群は標準治療のみを受けた。
結果:主要アウトカムである院内死亡、腎代替療法の開始、およびICU滞在期間の複合は、2群間で有意差を示さなかった。腎代替療法のためのダパグリフロジンの使用にわずかな利点が検出された。
結論:重症患者の標準治療にdapagliflozinを追加しても、アウトカムは決定的に改善されなかったが、データは潜在的な有益性または有害性を除外していない。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2024.10510
PMID: 38873723
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