原題
Continuous vs Intermittent β-Lactam Antibiotic Infusions in Critically Ill Patients With Sepsis: The BLING III Randomized Clinical Trial.
背景:敗血症患者の死亡リスクを低下させるためのβ-ラクタム抗生物質の連続的または間欠的投与の有効性は不明である。
方法:敗血症の重篤な成人を含む104の集中治療室で国際的な無作為化臨床試験を実施した。参加者には、β-ラクタム系抗生物質(ピペラシリン・タゾバクタムまたはメロペネム)の24時間連続投与(n=3498)または間欠投与(n=3533)のいずれかを行った。
結果:90日以内の全死亡率は、連続群(24.9%)の方が間欠群(26.8%)よりもわずかに低かったが、これは統計的に有意ではなかった。臨床的治癒率は、連続群(55.7%)の方が間欠群(50.0%)よりも高かった。
結論:β-ラクタム抗生物質の持続注入と間欠的注入の間の90日死亡率の差は統計的に有意ではなかったが、持続注入は潜在的な臨床的利益を示した。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2024.9779
PMID: 38864155
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