原題
Neoadjuvant Nivolumab Plus Chemotherapy Followed By Response-Adaptive Therapy for HPV+ Oropharyngeal Cancer: OPTIMA II Phase 2 Open-Label Nonrandomized Clinical Trial.
背景:本論文では、ヒトパピローマウイルス陽性中咽頭がん(HPV+OPC)の治療における免疫チェックポイント阻害薬の役割を、潜在的に有効性を高め、毒性を低下させることにより検討した。
方法:非無作為化第2相臨床試験は,進行したヒトパピローマウイルス+OPCの77人の患者において,化学療法後の反応適合局所領域療法(LRT)にネオアジュバントニボルマブを加えることを試験した。
結果:73人の患者のうち、70.8%が深い奏効を示し、2年無増悪生存率(PFS)は90%、全生存率は91.4%であった。特に、PFSの改善は、重要なバイオマーカーである循環腫瘍DNA(ctHPV-DNA)のクリアランスと関連していた。
結論:この試験では、化学療法と反応に応じたLRTを併用したネオアジュバントニボルマブが有効であり、患者の忍容性も良好であることが明らかになり、優れたOSと機能的転帰の改善が示された。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.1530
PMID: 38842838
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